D級ヘッドホンアンプ Ver.2

nabeさんのD級ヘッドホンアンプ Ver.2のキットがBispaさんで販売されたので早速作ってみました。

キットの部品は全てケースの中に詰め込まれています。
pwm-hpa2-01

部品に漏れが無いことを確認します。
こうやって並べると、部品点数も少なく感じますがチップ部品が50個程あります。
pwm-hpa2-02

一番の難関、NC7WZ16P6Xから取り付けていきます。
1ピンの位置については、キット付属の取説に書いてあります。
ICの文字が見にくいので結構苦しいです。
ただパッケージに入っている方向は統一されているので、1つ向きが判れば後はなんとかなると思います。
pwm-hpa2-03

ランドにフラックスを塗布し、薄く半田を載せます。
部品をピンセットで抑えながら、足を半田鏝で温め、ランドに載っている半田を溶かして付けして行きます。
pwm-hpa2-04

チップ部品を扱うときはピンセットで挟む力を加減し飛ばさないようにする事が大切ですが
汚れても良いハンカチなどを下に敷いて置くと、部品がどこかに行ってしまうことが少なくなります。

約4時間程度で完成しました。
pwm-hpa2-05

ケースに収めてみると、そのままでは電池が落ち込んで接触不良になりがちなので
電池の下に100均で買ったフェルトを敷いてあります。
pwm-hpa2-07

擬似Lアッテネーターの2KΩは、自分のヘッドホンで音量を取りやすい値に変えるためソケット化してあります。
とりあえずキットの2Kで組んでありますが、自分の環境だともう少し大きな値にしたい感じです。
pwm-hpa2-06
(ちなみにLEDの電流制限抵抗も少し大きくしています。)

音質ですが、自然で上質な感じの音です。
どこかの帯域に特徴が有ると言う訳ではありませんが、
今まで聞こえなかった音に気づくことが多く、聞きなれた曲が新鮮に聞こえます。

全体的に従来のpwm-hpaの特徴である解像度の高さをそのまま受け継いでいますが
出力段が3パラになったことで低音の制動がさらに効くようになり
ジャックの4極化の恩恵か、音場も自然な感じです。

最後に、キット付属の回路図・パーツリストと基板の部品番号に一部誤りが有るので記載しておきます。
回路図を見れば判るレベルなので、このキットを作ろうと思う方には不要かもしれませんが念のため...

部品番号はすべて基板に印刷されている番号を基準にしています。
【パーツリスト】
誤:L1,L2 チップコイル1μH ⇒ 正:L5,L6 ・・・ (回路図もL1,L2となっているので注意)
誤:L21-L24 チップコイル100μH ⇒ 正:L1-L3 ・・・
誤:C6,C7  PPSチップコンデンサ16V/10nF ⇒ 正:C5,C6 ・・・

※キット付属の説明書は修正済みとのことです。
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自励式D級ヘッドフォンアンプの改造

nabeさんのD級ヘッドフォンアンプは
音質的にほとんど触る必要を感じないくらいの完成度でしたが
製作してから約1か月が経過したので少し手を加えてみることにしました。

内容としてはnabeさんの記事にあった
フィルタ考察 2015/08/25」を元に、R5/R6を外してみました。

R5/R6が有るときの音質と比較しやすいように丸ピンICソケットを使って、抵抗を抜き差しできるようにしました。
20150924.jpg
ちなみに、L3/L4は2.2μHにしています。

確かにR5/R6を外すと音質が良くなるように感じます。
第一印象は、「音の鮮度が良くなった」という感じ。
具体的には音の響き等がさらに明瞭に聞こえます。
かなり微妙な差なのですが、気が付くと「なるほど」という感じです。
なお、スイッチングノイズについては気になりません。
というか、判りません。(^^;

これからこのアンプを作る方は、最初からR5/R6を丸ピンソケット化しておくと良いかもしれません。

私はR5/R6を外したまま使おうと思います。

自励式D級ヘッドフォンアンプ

BISPAさんから、nabeさんのD級ヘッドフォンアンプ用のVersionUPパーツセットが販売になったので早速作ってみました。
20150830-02.jpg

D級アンプ本体は同じくBISPAさんから販売されている自励式D級アンプ基板&ケースセット を使いました。
ちなみ10KΩAのボリュームも付属しています。(BISPAさんの製品紹介ページには書いてありませんので注意が必要です。)ボリュームノブについては、別途購入する必要が有ります。
20150830-01.jpg

他に必要なパーツについては、自励式D級ヘッドホンアンプ用パーツセットが販売されているので活用すると良いでしょう。


まずは本体の基板の製作ですが、チップ部品から取り付けます。
20150830-03.jpg

チップ部品を取り付けた後は、残りの部品を取り付けますが、
今回のケースセットに付属の電源SWはそのままでは基板に付きませんので余分な足(一番上側の2本)を切断します。
20150830-04.jpg

本体の基板が完成したら、VersionUPパーツセットを作ります。(すみません、写真が有りません)
ADCMP600BRJZの基板はそれ程でもないのですが、NC7WZ16がとにかく小さくてパッケージの字が読みにくいため
1pinの位置を特定するのに苦労しました。(文字が見やすければ難しくないのですが...)

こちらはNC7WZ16のデータシートを抜粋したものです。
下の真ん中の図に有るように、文字が読めるように置いたとき1pinが左下になります。
NC7WZ16.jpg

特にVersionUPパーツセットについては完成後の確認を丹念に行うことをお勧めします。
見た目ではんだ付けされているようでも、はんだ付け出来ていなかったりするとトラブルの原因を探すのが大変です。
テスターで導通確認をしておくと良いでしょう。

20150830-05.jpg

ケースはiPhone4よりかなり小さめですが、厚みがそこそこ有ります。
LEDは明るすぎるものが多いのですが、こちらは丁度良い感じです。
20150830-06.jpg

ちなみにL3,L4はこちらの回路のとおり2.2μHを使いました。


【ヒント】
NC7WZ16の変換基板に起因した方CHのみ音声が出ないなどのトラブルの場合
NC7WZ16の変換基板の代わりに細い単線で「1pinと3pin」「5pinと7pin」をショートさせることにより
ADCMP600の出力をダイレクトに聞くことが出来ます。

私はop-dbuf3を作った時、オペアンプをキャンセルさせる目的で作ったものを用いました。
20150830-08.jpg

20150830-09.jpg

これで音が出れば、NC7WZ16の変換基板上の問題だと特定できます。

【音質】
クリアで鮮明な音が鳴ります(各楽器の音がゴチャゴチャにならず、分離します。)
それでいて、低音の力強さも兼ね備えています。
製作した当初はアコースティック系の曲ばかり聞いていましたが、どんなジャンルでも気持ち良く聞けます。

20150830-07.jpg

電池の持ちも素晴らしく、通勤の往復で一週間使い電圧を測ってみましたがまだまだ余裕でした。

気になる点としては、ポップノイズが大きい点です。
この点は「電源を入れてヘッドフォンを繋ぐ。」「電源を切る前にヘッドフォンを外す」ことにより対処しています。
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