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Moode Audio Player

Raspberry Piをオーディオプレイヤー化する際、一番ポピュラーなのはVolumioだと思います。 私もRaspberryを触り始めたころはVolumioを使っていました。 
イメージファイルを公式サイトからダウンロードし、 SDカードに焼くだけで使えるようになる手軽さが人気の秘密だと思います。 

その後、RuneAudioとMoodeを試してみて現在はMoodeを使っています。 
どちらも公式サイトからイメージファイルをダウンロードし、SDカードに焼くだけで使えるようになるのはVolumioと同じですが 完成度の高さ、更新の頻度からMoodeを選びました。 
20160504-01.jpg 
MoodeはVolumioをブラシュアップしたような作りで、Volumioから移行しても違和感は有りません。  設定の細かな部分までWebから変更できるのも良いと思います。 

これはHiFiBerryに搭載されているPCM5122の設定画面ですが データシートに載っている項目も設定可能です。
  20160504-02.jpg 
画面の上3つがPCM5122ようのオプションで、「Degital interpolation filter」を触ると微妙に雰囲気が変わるのが面白いです。 

また再生中の曲の情報を表示させることが出来ますが、 一番下にCPUの情報が表示されるので、CPU温度の管理もできます。
  20160504-03.jpg 
鞄に入れて持ち歩くと、思いのほか温度が上昇するので温度の管理が出来て便利です。

現時点でのMoodeはバージョン2.5ですが、
バージョン2.6が開発中で、もうすぐリリースされるのではないかと思います。
主だった変更点はRaspberry pi 3への対応の様ですが、
無線LANのAPモードをサポートなど機能面も追加されているようです。

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Raspberry Piへのシリアルコンソール接続

Raspberry Piをポータブル化するにあたり、HDMI端子を外してしまったため
コンソールを接続する手段としてシリアルコンソールを使うことにしました。

GPIO端子にはシリアルインタフェースのTxD(8pin)、RxD(10pin)が出ており、
これにGND(6pin)を加えた3線でシリアル接続が可能となります。

この信号をノートPCで受けるためにシリアルインタフェースをUSBに変換します。
使ったのは秋月で売っている「超小型USBシリアル変換モジュール
これを2.5mmプラグに取り付けて使用しました。

20160412-01.jpg

20160412-02.jpg

Volumio1.55及びMoode 2.5ではシリアルコンソールとして使用するために
/etc/inittab に下記を追記する必要がありました。

T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyAMA0 115200 vt100

この設定を入れなくても、コンソールにメッセージは吐き出されますが
キーボード入力ができません。
このことが分からなくて1週間ほど悩んでいました。(^^;

【参考にしたサイト】
Raspberry Pi2 に GPIO 経由でシリアルコンソールアクセスする
Raspberry Piをモニターとキーボードなしで導入する(その3)コンソールを使う
パソコンとシリアル通信する方法

Raspberry Piによるポータブルオーディオプレィヤー

nabeさんのHiFiBerryに関する記事を見て、ラズパイオーディオに興味が湧き自分でも作ってみることに。

HiFiBerry DAC+ PRO についてはnabeさんの記事に有る公式サイトから購入。
1週間ほどで到着しました。

最初は「Raspberry Pi 2」+「HiFiBerry DAC+ PRO」という構成で試してみましたが
ポータブル化に当たり「Raspberry Pi Model A」を使った構成とし、タカチ MX4-7-9に組み込みました。

【前面パネル】
出力ジャックはは3.5mmステレオ、
LEDは向かって左から 緑:ACT、赤:バッテリLOW、青:電源
20160410-01.jpg

【後面パネル】
向かって左に有る2.5mmステレジャックはシリアルポートとして使用。
右のDCジャックは内蔵バッテリ充電用。
LEDは向かって左から 緑:充電完了、黄:充電中
シリアルポート未使用時は、、タカチ MXケースの購入時にパネルを止めてあったピンを差し込んでいます。
20160410-03.jpg

ピンの長さ、太さ共に2.5mmジャックにピッタリです。
20160410-0201.jpg


kiryさんのBTL_DCと並べるとこんな感じ。
20160410-0401.jpg

20160410-04.jpg

タカチ MX4-7-9に組み込むにあたり
「Raspberry Pi Model A」についていた3.5mmジャック、カメラ、HDMI、マイクロUSBのコネクタは外しています。
HDMIを外したため、コンソール機能用にシリアルポートを追加。
また「HiFiBerry DAC+ PRO」についてはRCAジャックを外したほか、多少手を加えています。

前面パネルを外したところ。
上がRaspberry Pi、下がHiFiBerry。ちなみに一番上に見えるのがリチュウムイオンバッテリ(1800mAh)です。
20160410-06.jpg

後面パネルを外したところ。
真ん中の白いものはUSBのWiFiアダプタ、一番下の青い基板がバッテリ充電/昇圧コンバータです。
20160410-05.jpg

現在はmoode2.5をインストールして使っています。volumio1.55に比べてWeb UIが安定していて使いやすい点が気に入っています。

次回はシリアルポートの実装について書きたいと思います。

【参考にしたページ】
MOODE AUDIO PLAYER FOR RASPBERRY PI
HiFiBerry DAC+ PROを買って使ってみた
RPi SD cards
Raspberry Piに無線LANのUSBアダプタをつける
Raspberry Piで無線LANの反応が悪い時の対処法
Raspberry Piで複数Wifiで個別の固定IPを指定する方法
Raspberry Piのネットワークを設定する